2015年に取り上げた5ブランドを、当時の服の見方と着心地の記録として紹介します。価格、仕様、取扱店は現在と異なる場合があります。人気や知名度から品質の低下を推測せず、個別のモデルを確認することが大切です。
BEAMS F
当時注目したのは、襟裏の仕立てや袖付け、シルエットでした。旧記事では5〜8万円ほどの価格帯を紹介しましたが、現在の予算目安ではありません。着丈や身幅の合う人には魅力的でも、「日本人なら誰でも似合う」とは言えないため、肩・胸・腕の動きを試着で確かめたいところです。
CARUSO
当時の私は、生地と縫製のバランスに魅力を感じていました。ブランドが有名になるほど販売店が利益目的で品質を落とす、という因果を裏付ける資料はありません。化学繊維の混率や機械縫いという一点だけでも良否は決まりません。実物の風合いと仕様が、用途に合うかで比べます。
Sartoria Partenopea
当時はナポリ仕立てらしい軽さを感じられる既製服として紹介しました。袖付けの表情、アームホール、胸から裾へ続く形などが見る手掛かりです。ただし、地域で作られた服に共通の着心地が保証されるわけではなく、腕を上げても肩が一切動かないといった説明もできません。体型との相性を確かめます。
Belvest
私が惹かれたのは丸みのあるシルエットと細かなステッチ、整ったボタンホールでした。未確認のOEM供給先の一覧や、他ブランドより上という順位付けを選ぶ根拠にはしません。同じブランドでもモデルやサイズで印象が変わるので、気になった一着の仕上げを見て判断します。
Stile Latino
以前イタリアから取り寄せた一着には、凝った生地と仕立てが印象に残りました。また、着用した際は見た目がすっきりしていながら動きやすく感じたことも、このブランドを取り上げた理由です。その経験だけで国内向けと海外向けの品質に一律の差があるとは言えません。
ブランド名の先にある一着を見る
肩と胸の収まり、袖の動き、生地の重さ、修理や手入れのしやすさを見比べると、自分に必要な条件が見えてきます。セールだから必ず買うのではなく、サイズと使う場面が合うものを選びましょう。
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