経済

2024年の三井住友カード海外手数料改定を振り返る|現在の比較で確認したいこと

2024年、三井住友カードから海外事務処理手数料の改定案内が届きました。この記事は当時の案内を見た感想です。画像と引用は当時の資料として残し、末尾のカード比較は現在の公式案内を確認する形に見直しています。

弊社では、お客さまの海外での快適な決済サービスをご提供するため、これまでサービス維持・強化を図ってまいりましたが、昨今の海外におけるクレジットカード取引の環境変化、および海外取引に関連するコスト増加などにより、現状の海外事務処理手数料の維持が困難な状況となっております。
つきましては海外事務処理手数料について、以下のとおり改定いたします。
お客さまには大変ご不便をお掛けいたしますが、今後とも変わらぬご愛顧をいただきますよう更なるサービス向上に努めてまりますので、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。
海外事務処理手数料とは
外貨によるカード決済が行われた際、海外取引に関する事務処理費用として弊社が設定する手数料。
日本語表記のインターネットサイトや通信販売などであっても、外貨でのお取引となる場合があります。
海外キャッシュサービスについては、海外事務処理手数料がかかりません。
デビットカードでの海外ATM利用時は、海外事務処理手数料が加算されます。
https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo4010839.jsp

当時の案内は、海外事務処理手数料を2.2%から3.63%へ改定するというものでした。旅行中に外貨で払う金額が多いほど、率の差が総額にも影響することを改めて意識しました。

支払い例を見ると、100ドルで商品を購入した場合、今まで15,330円だったものが、15,544円にまで上昇してしまっています。ただでさえ過度な円安ドル高傾向にあるものが、この価格改定により、もっと大きな支払額の増加に繋がっています。

「たったの214円じゃん!」と思うかもしれませんが、海外からコスメや小型家電など安いものを少し輸入してくる分にはあまり影響がないのですが、海外旅行で1,2週間滞在するとなると非常に大きな負担に膨れ上がります。

手数料を掛ける前の円換算額が150,000円の宿泊費なら、2.2%では手数料3,300円・合計153,300円、3.63%では手数料5,445円・合計155,445円です。差額は2,145円になります。実際の請求では換算レートや端数処理も確認が必要です。
単純な計算例として、手数料を掛ける前の円換算額が120万〜130万円、料率が3.63%なら、手数料は43,560〜47,190円です。旅費すべてが外貨カード決済になるとは限らず、実際の明細は換算日や対象取引に左右されます。

三井住友FG、前期の純利益最高 今期は初の1兆円超へ
三井住友フィナンシャルグループが15日発表した2024年3月期の連結純利益は前の期比19%増の9629億円と10期ぶりに最高益を更新した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB15A3H0V10C24A5000000/

「昨今の海外におけるクレジットカード取引の環境変化、および海外取引に関連するコスト増加などにより、現状の海外事務処理手数料の維持が困難な状況となっております。」と釈明している割にはニュースで三井住友ファイナンシャルグループが過去最高収益の1兆円に上ったと報道されているので、少し思うところはあります。

銀行とはいえ、民間企業ですので利益を追求するのは全く利にかなっているのですが、消費者として少しでも節約できるクレジットカードを選びたいものです。

https://www.rakuten-card.co.jp/overseas/payment/

楽天カードについて当時の記事では2.2%と紹介しましたが、その比較を現在のものとして使うことはできません。2026年9月の確認時点で、楽天カード公式FAQは海外事務手数料3.63%と案内しています。「楽天カードなら三井住友カードより安い」という結論は取り下げます。

比較するときは、自分のカードの国際ブランド、適用日、対象取引、手数料率をそろえて確認しましょう。外貨利用額を仮置きして差額を計算すると、年会費やポイントも含めて判断しやすくなります。