2024年10月23日、東京メトロ(9023)が東証プライム市場に上場しました。当日に書いた記事を、売出規模の単位と資金の帰属先が正しく伝わるよう訂正しました。
売出総額は3,486億円
売出株式数2億9,050万株に、売出価格1株1,200円を掛けると、3,486億円になります。以前の「約2.4兆円(3486億円)」は単位と金額が食い違っていたため撤回します。
今回売り出されたのは政府・東京都の保有する既存株式です。売却代金は売出人に帰属し、東京メトロが公募増資で受け取る新たな資金ではありません。売出総額、手数料等を反映した売出人の手取額、会社の時価総額もそれぞれ異なる数字です。
IPOの価格と市場価格を区別する
売出価格はIPOで株式を取得するときの価格で、上場後の初値や終値は市場の取引によって決まります。売出価格が1,200円だったことから、市場でも必ず1,200円で買えたとはいえません。
投資家の損益は取得した時点と価格によって変わります。上場初日の値上がりだけをもって、購入者全員にとって成功だった、長期的にも安定成長が見込めるとは判断できません。
事業評価では何を見るか
鉄道需要、運賃収入、設備投資や維持更新費用、鉄道以外の事業、配当方針を、その後の決算と会社IRで確認します。上場時の期待と現在の業績・株価を分けて読むことが、過去の記事を参考にするときの前提になります。
確認資料
制度・商品情報の確認日:2026年9月22日。過去の体験や試算の条件とは区別して記載しています。