下北沢の人気カレー店「Curry Spice Gelateria KALPASI(カルパシ)」では、カレーと同じくらい話題を集めているのがスパイスジェラート。
「2種セットを選ぶ」仕組みですが、メニューを前にすると正直どれも個性的すぎて迷ってしまう人が多いと思います。ここでは、実際に食べて感じた印象と、好み別におすすめの組み合わせを紹介します。
まず理解しておきたい「カルパシのジェラート」
カルパシのジェラートは、いわゆる「デザート」ではありません。
カレーの余韻を引き立て、スパイスの香りをもう一段階楽しむための“香りの延長線”にあります。
甘さは控えめで、どのフレーバーもスパイスやハーブの存在感が主役。
この前提を知っていると、選び方が少し変わります。

はじめての人におすすめの「入り口系」
カルダモン・マスカルポーネラッシー
もっともバランスがよく、スパイスの香りと乳のコクが自然に調和。カルパシ初訪問の人ならまずこれを選べば間違いありません。
カシアエスプレッソ
シナモンとコーヒーの組み合わせで親しみやすく、香ばしさの奥にスパイスの余韻。
カレーを食べたあとに“香りで締める”感じが心地いいです。
スパイス好きに刺さる「変化球系」
花椒ショコラーデ
チョコレートのビター感と花椒の刺激。甘味より“香りと痺れ”を楽しむ一品で、食後に強い印象を残します。
クセはありますが、カルパシらしさを象徴する代表格。
個人的にはNo.1です!ただ、花椒が強いので、クセがあります。
ブルーチーズ・ローストクミンシード
ブルーチーズの塩味とクミンの香ばしさ。
「スイーツなのにワインが欲しくなる」ような一品。食通向け。

爽やか系・口直しを求めるなら
カボス&アジョワン(ソルベ)
酸味と清涼感のあるハーブが香り、口の中をすっとリセットしてくれます。
カレー後半で辛さが残った時の締めにぴったり。
クローブ&ラ・フランス
洋梨の香りとクローブの温かみのあるスパイス感。やや優しい香りで、食後の余韻を穏やかに整えます。
香りで遊びたい人の「実験系」
アニス&グレープ
甘く華やかな香りが印象的。食後というより、カレーと一緒に交互に食べると香りの変化が楽しい。
他にも以前までは以下のようなジェラートが提供されていました。一部現在終了しています。

組み合わせ例(おすすめペア)
| 組み合わせ | 印象 |
|---|---|
| カルダモン×マサラチャイ | スパイス香の王道。香りの立体感を楽しみたい人に。 |
| カボス×クローブ | 爽やかと温かみの対比。季節の変わり目に。 |
| 花椒ショコラ×ブルーチーズ | 香りの衝突を楽しむ上級者向け。 |
まとめ
カルパシのジェラートは、「甘いデザート」というより“香りで遊ぶ小宇宙”。
初めてなら、カルダモン・マスカルポーネラッシーを基軸に、
もう一つを「爽やか系」または「スパイス強め系」から選ぶとバランスが良いです。
カレーとジェラート、どちらも“香りを食べる”という体験。
下北沢の昼下がりに、スパイスの余韻とともに楽しむのがカルパシ流の正解です。

Curry Spice Gelateria KALPASI(カルパシ)
住所:東京都世田谷区北沢2-12-2 サウスウェーブ下北沢1F
アクセス:小田急線・井の頭線「下北沢駅」徒歩約2分
営業時間:11:30〜21:00(L.O.20:00)
定休日:木曜日
席数:約12席(カウンター中心)
支払い:現金(食券制)※クレジット・電子マネー不可
テイクアウト:一部対応あり(Uber Eats・Wolt)
公式X(旧Twitter):@kalpasi2


