旅行

一泊二日で東京ディズニーランド&東京ディズニーシーを遊び尽くしてみました

一泊二日で東京ディズニーランドと東京ディズニーシーへ行ってきました。私のパートナーがディズニー好きなので時々一緒に行くのですが、これまでは基本的に日帰りでした。朝早くから並んで開園から閉園近くまで遊んでも、帰り際になると「もっと遊びたかった」という感想が必ず出ます。私は「今日も十分遊んだな」と思うのですが、ヨーロッパ旅行へ行くと自分も最終日に「あと数日いたかった」と思うので、あの感覚と同じなのでしょう。楽しい場所ほど帰る時間が近づくと名残惜しくなるものです。

そこで今回は、思い切って一泊二日にして、1日目は東京ディズニーランド、2日目は東京ディズニーシーという計画にしました。途中でホテルへ戻れる安心感もありますし、日帰りより時間にも余裕があります。ただ実際にやってみると、二日間で4万歩近く歩くことになり、楽しさと同時に「ディズニーを二日連続で遊ぶには体力が必要」という現実もよく分かりました。

舞浜駅に着いたら、まずホテルへ行かなくていい

今回宿泊したのは、いわゆる「ディズニーホテル」ではなく、ベイサイド・ステーション周辺に集まっている東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルの一つです。

このオフィシャルホテルを利用して最初に感動したのが、JR舞浜駅横の東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンターです。ホテルへわざわざスーツケースを持って行かなくても、舞浜駅を降りたらウェルカムセンターに各オフィシャルホテルのサービスカウンターが並んでおり、そこでプリチェックインと荷物の預け入れができます。預けた荷物は無料のバゲッジデリバリーサービスでホテルまで届けてもらえるため、私たちの場合は朝に荷物を渡した後、そのまま東京ディズニーランドへ向かうことができました。

空港の国際線チェックインカウンターに少し似ていて、ホテル名のカウンターへ行き、手続きを済ませ、荷物へタグを付けてもらいます。遊び終わってホテルへ戻る頃には荷物がホテルへ到着しているので、重いスーツケースを持ったままリゾート内を移動する必要がありません。これは一見地味ですが、朝から一日中歩き回る東京ディズニーリゾートでは信じられないほど便利です。お金に換算しにくい種類の快適さで、オフィシャルホテルへ電車で行く人なら積極的に使いたいサービスだと思いました。

ディズニーリゾートラインを知っておくと移動が分かりやすい

東京ディズニーリゾートにあまり詳しくない人向けに説明すると、リゾート内にはディズニーリゾートラインというモノレールがあります。JR舞浜駅から徒歩約2分の「リゾートゲートウェイ・ステーション」を起点に、「東京ディズニーランド・ステーション」「ベイサイド・ステーション」「東京ディズニーシー・ステーション」の4駅を約13分で一周します。ベイサイド・ステーション周辺にはオフィシャルホテルが集中しているため、一泊二日で両方のパークへ行く場合は非常に便利です。

東京ディズニーランドについては舞浜駅から歩いてもそれほど遠くないので、必ずしもリゾートラインへ乗る必要はありません。一方、東京ディズニーシーは舞浜駅から距離があるため、リゾートゲートウェイ・ステーションからモノレールを利用するのが分かりやすいです。車で行く方法もありますが、現在の普通乗用車のパーク駐車料金は1日4,000円なので、二日連続なら8,000円になります。荷物をウェルカムセンターで預けてしまえば電車移動でもほとんど苦にならないため、今回は公共交通機関を使いました。

パークへ到着すると、まず保安検査があります。バッグなどを持って金属探知ゲートを通過し、必要に応じてキャストによる手荷物確認を受け、その後にパークチケットの二次元コードを読み取って入園する流れなので、確かに少し空港に似ています。スーツケースやキャリーケースはパークへ持ち込めないため、宿泊者ならウェルカムセンターのバゲッジデリバリー、日帰りならコインロッカーなどを利用して、なるべく身軽な状態で入った方が楽です。

公式の開園時刻が9時でも、日によっては開園前から予告なく入園を開始する場合があります。そのため人気日の朝は30分から1時間以上前から来ている人も多く、「9時開園だから8時55分に着けば大丈夫」という場所ではありません。ただし極端に早い時間からの場所取りは推奨されていないため、当日の営業時間と混雑状況をアプリで確認しながら動くのが良さそうです。

今のディズニーは、入園直後のスマートフォン操作がかなり重要

現在の東京ディズニーリゾートは、昔の紙のファストパス時代とはかなり違います。入園すると東京ディズニーリゾート・アプリから、アトラクション、ショー、レストランなど様々な手続きを行います。私のように久しぶりに行く人間からすると最初は用語がややこしいのですが、大まかには次のように整理すると分かりやすいです。

サービス 内容
ディズニー・プレミアアクセス(DPA) 有料。指定時間に対象アトラクションやショーを少ない待ち時間で利用・鑑賞できる
40周年記念プライオリティパス 無料の時間指定サービス。今回の旅行時点では利用できたが、2026年8月31日で終了
スタンバイパス 対象施設へ入るための無料の整理券。時期・施設によって実施
エントリー受付 一部ショーなどを対象にした無料の抽選方式
プライオリティ・シーティング 対象レストランの優先案内。席の完全予約とは少し異なる
ディズニー・モバイルオーダー 対象レストランの料理をアプリから事前注文できる

特に人気アトラクションへ絶対に乗りたい場合は、入園してからDPAの販売状況を確認した方が良いと思います。DPAは「お金を払えば待ち時間ゼロ」というサービスではありませんが、今回の体感では通常のスタンバイが100分を超えている時でも、DPA側では十数分程度で進めたケースがありました。混雑状況やアトラクションによって差が大きいので一概には言えませんが、一泊二日という限られた時間を考えると、数千円で1〜2時間を買い戻せるなら価値はかなり大きいです。

ただし、DPAを購入すれば必ず予定通り乗れるわけでもありません。アトラクションは設備調整などで突然運営を休止することがあり、利用時間と休止が重なった場合には、条件によって返金、あるいは対象施設の中から別のアトラクションを利用できるマルチエクスペリエンスが発行される場合があります。このマルチエクスペリエンスは何にでも使える万能券ではなく、アプリ上に利用可能施設が表示されます。私たちも「せっかく振替になったのだから隣の人気アトラクションへ行こう」と思ったら対象外で、入口まで行って初めて気付いたことがありました。発行されたら先にアプリで対象施設を確認した方が安全です。

朝はアトラクションだけでなく、買い物と食事にも使える

個人的におすすめなのが、入園直後にいきなり全力でアトラクションだけを回らないことです。お土産店は夕方以降、特に夜のパレードやショーが終わった後に一気に混雑します。「帰る前にお土産を買おう」と全員が考えるので、店内を歩くことすら難しくなる場合があります。逆に午前中は比較的空いていることが多いため、先に商品を見ておいたり、持ち歩けるものなら買ってしまったりするのも一つの方法です。

食事も同じで、12時から13時頃の典型的な昼食時間を外すだけでかなり楽になります。私たちは早めに食事をしたり、カフェで少し休んでから動き始めたりすることがあります。人気レストランには「プライオリティ・シーティング」があり、利用日の1カ月前から事前受付ができますが、当日も空席があればアプリから申し込めます。キャンセルなどによって当日枠が出る場合もあるので、食べたい店が決まっているなら何度かアプリを確認する価値があります。

食事についても、昔と比べてかなり良くなったと感じました。個人的には2000年代頃のテーマパーク料理には「雰囲気込みで食べるもの」という印象があったのですが、現在は普通に料理そのものを目的にしても良いと思える店が増えています。しかも以前は東京ディズニーシーのイメージが強かったアルコールも、現在は東京ディズニーランドの複数のレストランで提供されています。ビールやカクテルを飲みながら少し休み、遠くからパレードを眺めるという、大人な楽しみ方もできるようになりました。

夜のシンデレラ城「Reach for the Stars」は場所を先に確認した方がいい

一日目の最後に見たのが、シンデレラ城を舞台にしたキャッスルプロジェクション「Reach for the Stars」です。単純なLED照明ではなく、城へ映像を投影するプロジェクションを中心に、光や音などを組み合わせた大規模なナイトショーです。今回訪れた2026年夏はフィナーレ版の「Reach for the Stars: Everlasting Dreams」が行われており、通常のショーに加えてドローン演出も組み込まれていました。

ここで難しいのが鑑賞場所です。自由に見られるエリアもありますが、DPA、バケーションパッケージなどの専用鑑賞エリアも設定されており、場所によって立ち見になるのか、どこから見れば全体を見渡しやすいのかがかなり違います。夜になってから「どこで見ればいいんだ?」と探すより、昼のうちにキャストへ確認したり、アプリで鑑賞エリアを見たりしておく方が良いでしょう。「Reach for the Stars」は2026年9月14日で終了予定なので、今回ぎりぎり見ることができたのも良い思い出になりました。

一日目は結局2万歩以上歩き、ホテルへ戻る頃には足がかなり疲れていました。しかし一泊する最大のメリットは、ここから電車で何時間もかけて帰宅しなくてよいことです。ベイサイド・ステーションからホテルまでの移動も短く、朝に預けた荷物も受け取れます。綺麗なホテルで風呂に入り、そのまま寝られるだけで、一泊二日にした価値はかなりありました。

2日目は東京ディズニーシー。さすがに足に疲れが残る

二日目は東京ディズニーシーです。朝はまだ元気だったのですが、昼頃になると前日の2万歩が効いてきました。歩いている時よりも、アトラクションの列などで長時間立ったままの方が意外に足へ来ます。二日目は自然と「次はどこへ乗るか」より、「どこで座ろうか」「何か食べようか」という時間が増えていきました。

それでも東京ディズニーシーは、歩いているだけでも景色が大きく変わるので飽きません。今回特に面白かったのがファンタジースプリングスの「アナとエルサのフローズンジャーニー」です。ボートに乗り、『アナと雪の女王』の楽曲とともにアナとエルサの物語を追っていく約6分30秒のアトラクションで、現在はDPA対象になっています。単純に映画の場面を並べただけというより、建物から待機列、乗り場まで含めてアレンデールの世界に入っていくように作られていて、最近のディズニーアトラクションの作り込みにはかなり驚きます。

同じフローズンキングダムには、アレンデール城の中で食事ができる「アレンデール・ロイヤルバンケット」もあります。映画の場面を思わせるダイニングエリアが複数用意され、アトラクションを降りた後も世界観がそのまま続いているのが面白いところです。現在はディズニー・モバイルオーダーを利用するカウンターサービス方式になっています。

ダッフィー&フレンズのショーが想像以上に良かった

二日目で特に印象に残ったのが、アメリカンウォーターフロントのケープコッド・クックオフで行われている「ダッフィー&フレンズのワンダフル・フレンドシップ」です。これは普通のレストランではなく、食事とステージショーがセットになった「ショーレストラン」で、事前予約制になっています。公式上のショー自体は約20分、食事時間を含めて全体で約65分という構成です。

まず料理を受け取り、席に着いて食事をした後、そのまま同じ空間でダッフィーと仲間たちのショーを楽しみます。アトラクションのように一瞬で終わるのではなく、座って食事をしながらゆっくり楽しめるので、二日目で足が疲れてきたタイミングにはものすごくありがたかったです。子ども連れの家族も多かったのですが、大人が見てもストーリーや舞台そのものがよくできており、予想以上に楽しめました。

このケープコッド周辺で個人的に好きなのが、建物やアトラクションだけでなく、本当に植物や野菜が育てられているところです。今回はメロンが立派になっていました。パーク内というと完全に作り込まれた人工物ばかりを想像しますが、こうした本物の植物が少し雑然と育っている場所を見ると、不思議と落ち着きます。

S.S.コロンビア号には大人向けの本格的なラウンジがある

今回初めて利用して驚いたのが、アメリカンウォーターフロントに停泊しているS.S.コロンビア号の中にある「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」です。S.S.コロンビア号のCデッキにあり、20世紀初頭の高級社交クラブをイメージした本格的なラウンジで、名前は第26代アメリカ大統領セオドア・ルーズヴェルトの愛称「テディ」に由来しています。

メニューを見ると、テーマパーク内の簡易的なバーという感じではありません。マティーニやモヒートなどのカクテルに加えて、ボウモア12年、ラフロイグ10年、グレンフィディック12年などのシングルモルト、オールドパー、ジャックダニエル、さらにヘネシーV.S.O.P.やワインまで用意されています。テーマパークで一日中歩き回った途中に、薄暗い船内のラウンジへ入り、ウイスキーを一杯飲んで休むというのは、かなり大人っぽい東京ディズニーシーの楽しみ方でした。

テディ・ルーズヴェルト・ラウンジもプライオリティ・シーティング対象なので、確実に利用したいなら事前に取っておいた方が良いです。アトラクションを一つ多く乗ることだけがディズニーの楽しみではなく、途中でこういう場所へ入って1時間ほどゆっくりするのも、一泊二日ならではの余裕だと思います。

二日で4万歩。楽しいけれど体力はかなり必要

最終的には二日間で4万歩近く歩きました。途中で食事を取り、タンパク質も意識し、水分も取っていたのですが、それでも二日目の午後にはふくらはぎや足裏にかなり疲れが出ます。10代や20代前半なら勢いで最後まで遊べたかもしれませんが、年齢を重ねると「開園から閉園まで二日連続」というのは思っている以上にハードです。

不思議なのは、歩き続けている間はそれほど疲れを感じないのに、長い待機列で同じ場所に立ち続けると急に足が重くなることです。120分のスタンバイを何度も繰り返すより、DPAを使って待ち時間を減らしたり、ショーレストランやラウンジを途中に挟んだりした方が、結果的には二日間を最後まで楽しめると思います。二日目は翌日が仕事だったこともあり、19時頃には切り上げて帰宅しましたが、混雑のピークより少し前に退園できたので帰りも比較的楽でした。

日帰りで行った時は「閉園までいないともったいない」という気持ちが強かったのですが、一泊二日にすると不思議と余裕が生まれます。一日目に乗れなかったものがあっても「明日はシーがある」と思えますし、ホテルへ帰って一度リセットできるので、旅行としての満足感はかなり高くなりました。パートナーもさすがに今回は十分満足したようで、日帰りよりはるかに「東京ディズニーリゾートへ旅行した」という感覚があります。

ただし二日間遊び尽くした最後に残った感想は、やはり「もう少しいてもいいな」でした。結局ヨーロッパ旅行と同じです。楽しい場所は、一日増やしたところで最後にはもう一日欲しくなるようです。

本文中の施設名、サービス内容、料金、運営情報などは、2026年9月1日時点の東京ディズニーリゾート公式情報を確認しています。サービス内容や料金、対象施設は変更されることがあるため、実際に訪れる際は公式サイト・公式アプリで最新情報を確認してください。