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夜の動物園を歩いてみた。埼玉県こども動物自然公園「ナイトズー2026」

実は前から少し気になっていたのですが、なかなか行くタイミングがなく、結局かなり後半の日程になってから滑り込むように訪れています。すでに今年のナイトズーは終了してしまったのですが、実際に行ってみると思っていた以上に面白く、これはちょっと記録として残しておきたいなと思いました。来年以降も同じようなイベントが開催されるかもしれませんし、夜の動物園って実際どんな感じなんだろう、と気になっている方がいれば、次回行くときの参考にもなるかなと思います。

皆さん、動物園というとどんな時間帯を思い浮かべるでしょうか。

だいたい朝や昼くらいから行って、動物を見たりご飯を食べたりしながら園内を回り、午後3時、4時くらいになってくると「そろそろ帰ろうか」といった雰囲気になると思います。実際、埼玉県こども動物自然公園も通常は17時閉園なので、普段であれば夕方になると、もうそろそろ終わりの時間です。

ところが今回のナイトズーは、その感覚がまったく逆でした。
私たちが到着したのは18時頃で、普通ならもう閉園していてもおかしくない時間から、これから動物園を回り始めます。これだけでも少し不思議な感じがありましたし、外はすでにかなり暗くなっているので、「今から動物園に入っていく」というだけで、普段とはちょっと違う特別な感じがありました。

18時から動物園へ

ナイトズー開催日は20時30分まで開園しており、最終入園は19時30分でした。
園内すべてが開いているわけではありませんが、キリン、ポニー、コアラ、カピバラ、レッサーパンダ、マヌルネコ、ヤブイヌ、フンボルトペンギンなど、人気の動物をかなり見ることができます。

そもそも埼玉県こども動物自然公園はかなり広いです。
一般的な平坦な動物園というより、山の中を歩いて回る大きな公園に近く、園内にはかなりアップダウンがあります。一周しようと思えば1時間程度ではとても足りませんし、大人でも普通に疲れます。園内バスが走っているくらいなので、今回のように夜間に見られるエリアがある程度限られていても、個人的には十分でした。

昼間とは違い、「次はどこを見ようか」と地図を確認しながら、開いているエリアを順番に回っていくくらいがちょうどよかったと思います。

真っ暗な森の中を歩く

今回一番印象に残ったのは、動物を見ることだけではなく、夜の園内そのものです。動物舎と動物舎がかなり離れているため、場所によっては本当に暗い森の中を歩いているような感覚になります。もちろんナイトズー用の照明やランタンがありますし、周囲には来園者もたくさんいるので怖い場所ではありません。それでも昼間の動物園とはまったく違います。

この日は小雨で、夜になると少しひんやりした風も吹いていました。濡れた園路を歩きながら、木々の向こうから聞いたことのない動物の声が聞こえてきます。昼間なら「動物園だから何か鳴いているな」で終わるところですが、暗い森の中で正体の分からない鳴き声がすると、少し警戒するというか、どこか山の奥へ迷い込んだような気分になります。

動物園で働いてでもいない限り、ここまで暗くなった園内を普通に歩く経験はなかなかないと思います。
遠くに明かりが見え、その先まで歩いていくと突然キリン舎やコアラ舎が現れる。それだけでも少し探検のようで、大人になってから行っても普通に楽しめました。

園内にはアニマルランタンも設置されていました。単なる小さなイルミネーションではなく、動物の形をかなりしっかり作り込んであり、暗い園内の中に白く浮かび上がります。写真を撮るにもきれいですし、動物舎から次の動物舎へ歩く途中にも見るものがあるので、夜の園内をうまく使った演出だったと思います。

夜のキリンやペンギンを見る

今回見ることができたのは、キリン、コアラ、カピバラ、レッサーパンダ、マヌルネコ、ヤブイヌ、フンボルトペンギンなどです。
夜だからといって動物がすべて昼間とまったく違う行動をするわけではありませんが、それでも照明や周囲の暗さが変わるだけで印象はかなり変わります。

特にキリンは、夜にじっくり見るのが初めてだったので新鮮でした。屋内の明かりの中でキリンが動いているのを見ると、昼間の広い放飼場で見る姿とはまったく違います。

マヌルネコでは、ちょうどキーパーガイドの時間に重なりました。飼育員の方が生態や繁殖などについて説明し、実際の個体を見ながら話を聞くことができます。私が見たときは30〜40人くらいが集まっていて、皆さんかなり熱心に聞いていました。開催日によってマヌルネコ、キリン、コアラ、ペンギン、レッサーパンダなど、さまざまな動物のガイドが設定されていたようです。

そして、かなり人が集まっていたのがペンギンでした。夜の水槽でペンギンが泳いでいるというのも、考えてみればあまり見る機会がありません。周囲が暗いので水槽の青だけが明るく浮かび、その中をペンギンが泳いでいます。昼間と同じ動物を見ているのに、見え方はかなり違いました。

意外にも家族連れが多い

夜の動物園ということで、行く前はもう少しカップルや大人同士の来園者が多いのかなと思っていました。ところが実際に行ってみると、かなり家族連れが多かったです。もちろんカップルもいましたが、小さな子どもを連れた家族が本当に多く、3歳くらいの子が暗い園内を楽しそうに歩いている姿も見かけました。

しかも、この日は小雨です。さすがに空いているだろうと思っていましたが、次から次へと人とすれ違います。キーパーガイドにも何十人と集まり、ペンギン周辺もにぎわっていました。完全に晴れていたら、もっと人が多かったのではないかと思います。

もう一つ良かったのが飲食です。レストランや売店も営業していましたし、園内には複数のフードトラックも出ていました。私が見た範囲では、ピザやソーセージ、スイーツなどを販売している店があり、皆さん何かを食べたり飲んだりしながら園内を歩いていました。

昼間の動物園だと、動物を順番に見て回り、途中で昼食を食べて、また歩くという感じになります。しかし夜は少し雰囲気が違います。ライトアップされた園内で何かを食べ、そのまま次の動物を見に行く。どちらかというと動物園と小さな夜祭りが一緒になったような感じで、これもかなり新鮮でした。

ナイトズーという名前から、単純に営業時間を延長しただけのイベントを想像していましたが、実際にはランタンやライトアップ、キーパーガイド、日替わりのライブなどもあり、夜そのものを楽しむイベントとして作られていました。

大人だけで行っても、かなり楽しめるイベント

今年のナイトズーはすでに終了していますが、個人的にはかなり面白いイベントでした。もちろん昼間の動物園でも同じ動物を見ることはできます。ただ、夜の森を歩き、遠くから動物の声を聞き、暗闇の先に動物舎の明かりが見えてくるという体験は、昼間とはかなり違います。

それに、意外と大人だけで行っても楽しめます。子どもの頃なら単純に動物を見ることが楽しかったと思いますが、大人になると夜の空気や照明、静かな森の雰囲気まで含めて楽しめます。少し雨が降っていたことも、結果的には悪くありませんでした。濡れた園路に照明が反射し、かなりきれいに見える場所もありました。

アクセスについては、高坂駅から路線バスでも行くことができます。ただ、閉園が20時30分なので、個人的には車で行くとかなり楽だと思いました。もちろん開催日によっては駐車場や周辺道路が混雑する可能性もありますし、公共交通機関を使う場合は帰りのバス時刻を先に確認しておいた方が安心です。

今回は開催期間のかなり後半になってから滑り込むように行きましたが、もう少し早く知っていれば別の日にも行ってみたかったくらいです。もし来年以降も開催されるのであれば、次は18時よりもう少し早く入り、まだ明るい夕方から完全に夜になるまでの変化も見てみたいと思います。

ナイトズー2026 開催情報

2026年の「ナイトズー2026」は、埼玉県こども動物自然公園で9月12日、13日、20日、22日、23日、26日、27日に開催されました。当初予定されていた9月21日は台風の影響により中止となっています。

開催日は通常17時閉園のところ20時30分まで延長され、最終入園は19時30分。入園料は通常と同じで、大人900円、小中学生200円、未就学児は無料でした。昼間から入園している場合も追加料金はなく、そのままナイトズーを楽しむことができます。

夜間に見られた主なエリアは、キリン・ポニー舎周辺、コアラ舎、カピバラ、レッサーパンダ、マヌルネコ、ヤブイヌ、ペンギンヒルズなど。キーパーガイドや動物とのふれあい、アニマルランタン、ライブイベントなども開催され、園内バス「彩ポッポ」も夜間特別運行されていました。

今年のイベントはすでに終了しており、来年以降については現時点ではまだ発表されていません。気になる方は、来年の夏の終わり頃から公式サイトを確認してみるとよいと思います。

参考・出典

埼玉県こども動物自然公園「ナイトズー2026」
ナイトズー2026 公式ページ

埼玉県こども動物自然公園 公式サイト
埼玉県こども動物自然公園

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