処方薬と市販薬の違いとは
体がだるい、喉が痛い、咳が出るとき、医療機関を受診するか、市販薬について薬剤師に相談するか迷うことがあります。ここでは処方される薬と市販薬を比較するときの基本を整理します。「処方箋」は医師などが薬の内容を指示する書類で、薬そのものは「処方薬」と呼びます。
市販薬の薬の量と強さ
総合かぜ薬には、複数の症状に対応する有効成分が配合されています。成分表は「1錠中」「1回量中」「成人1日量中」など表示の単位が異なるので、数字だけを比較しないことが大切です。
以下は2014年の記事で掲載した旧製品の画像です。旧版の成分表は現在の製品案内として使えないため削除しました。購入時には実際の製品名、年齢区分、用法・用量、最新の添付文書を確認してください。

処方薬と成分量を比較するとき
処方薬の1錠の含量と、市販薬の複数錠・1日分の含量は、そのまま比較できません。例えば成分表に1日量と書かれた数字を、1カプセルに含まれる量だと読むのは誤りです。
薬の適否は含量だけでなく、症状、年齢、持病、ほかの薬との組合せでも変わります。「市販薬は弱い」「処方薬の何倍だからよく効く」とは判断できません。自分で錠数を増減せず、分からない点は薬剤師に確認しましょう。
処方薬と市販薬の併用の注意点
例えば、花粉症対策の処方薬や、持病の頭痛に対する処方薬、また生理痛などでイブ・ロキソニンなど、一見、普段は薬を飲んでいないように思っているかもしれませんが、気付かないうちに同じ成分の薬を飲んでしまっている場合もあります。
つまり、市販薬も処方薬と同じ位に強い効果を持つものもあるので、薬の併用には細心の注意が必要です。
「一般薬=弱いもの」などと安易に考えて、処方薬と併用するのは危険を伴います。
ですので、もし併用する場合は担当の医師や薬剤師に相談する必要があります。
また薬のパッケージに書いてあるように、必ず適量を守る必要性もあります。
「すぐに効いてほしいから」といった安易な考えで、多く飲んでしまうのは危険です。アルコール飲料との併用も絶対にNGです。
パッケージに「5日以内に改善されない場合は医師に相談」などとあった場合は、無理に長期使用せずに病院に行くことを勧めます。