2025年11月15日と16日の2日間、埼玉県羽生市で開催された「世界キャラクターサミット in HANYU」。今年で14回目を迎えるこのイベントは、全国屈指のゆるキャラの祭典として知られています。私は今回が初参加でしたが、想像を遥かに上回るスケールと熱気に圧倒されました。
参加キャラクターは190を超え、過去最多。ひこにゃん、ふなっしー、ぐんまちゃん、さのまる、しまねっこ、しんじょう君といった全国で知られるキャラから、普段なかなか見かけないレアキャラまで、まるで“キャラクターのテーマパーク”のように集合していました。
この記事では、初参加の視点からイベント全体の雰囲気、アクセス、ステージ、グリーティング、グルメなどを、実際の体験を交えながら詳しく紹介したいと思います。
羽生市が“ゆるキャラの街”になる2日間
会場は羽生市役所と隣接する公園一帯で、当日は交通規制が入り、広いエリアが歩行者天国のようになります。時間は10時〜15時と比較的コンパクトですが、その分密度が非常に高く、どの時間帯でもキャラクターに出会えます。

ゆるキャラ同士がすれ違いざまに手を振ったり、小さくジャンプして挨拶したりと、自然な交流が随所で発生していて、その光景自体がとても楽しいものです。
また、年齢層は本当に幅広く、家族連れ、カップル、友人同士、そして“推しキャラ”に会うために一人で参加している方まで、実に多様でした。それぞれが思い思いのスタイルでイベントを楽しんでいて、会場全体の空気が柔らかく、居心地の良さを感じました。

特に印象的だったのは、推しキャラグッズをいっぱいに付けたバッグや、キャラクターと同じカラーコーディネートで来場しているファンの姿です。
ゆるキャラが好きな人たちにとって、この2日間は特別な交流の場になっているようでした。
アクセスと駐車場、地方開催ならではの“寛容さ”が魅力
電車でのアクセスも可能ですが、乗り換えが複雑で、最寄り駅からも徒歩では距離があるため、今回は車で向かいました。すると驚くべきことに、無料の臨時駐車場が合計1,300台も用意されています。
臨時駐車場は3カ所あり、私はそのうちの「でるでる羽生店(パチンコ店)」の駐車場を利用しました。到着したのは12時頃と最も混雑する時間帯でしたが、それでも無事に駐車でき、体感としては8割ほど埋まっている印象でした。これだけのキャパシティを確保してもらえるのは地方開催ならではで、参加者として非常にありがたいポイントです。

会場までは徒歩10〜15分程度で、天気が良ければ散歩としてちょうどよい距離です。周辺には1日500円前後の有料駐車場もあるため、万が一無料駐車場が満車になっても代替手段があります。
来場者の多くが車で訪れていることもあり、駐車場の列や渋滞も想像よりずっとスムーズでした。全国規模のキャライベントでありながら、このアクセスのしやすさは大きな魅力です。
2つのステージで繰り広げられるキャラクターたちのパフォーマンス
イベントの中心は「ムジナもんステージ」と「イガマンチャンステージ」の2つのメインステージです。この2カ所では、絶えずキャラクター紹介やダンス、トークショー、コラボ企画などが行われています。
人気キャラが登場する時間帯は特に人が集まり、前方に行くには少し早めの場所取りが必要でした。ただ、後方からでもステージ全体の様子は見やすく、あえて距離をとって楽しむ人も多かった印象です。
本格的な一眼レフや動画撮影機材を持ち込むファンも多く、ステージ前にはプロさながらの撮影風景が広がっています。ステージごとに雰囲気が違い、ムジナもんステージは賑やかさ、イガマンチャンステージはゆったりした空気感があり、それぞれの“個性”が楽しめました。

芝生エリアではレジャーシートやアウトドアチェアを持ち込んでのんびり過ごす人もおり、ピクニック気分で眺められるのもこのイベントの良さだと思います。
グリーティングの充実度が圧巻
私が最も驚いたのは、このイベントの“グリーティング密度”の高さです。ステージプログラム以外の時間、キャラクターたちが会場内を思い思いに歩き回り、ファンに手を振ったり、一緒に写真を撮ったりしています。
そして、ここが最大の面白さですが、

キャラクター同士が突発的に出会い、その場で“コラボ撮影会”が始まることがあります。
普段はなかなか一緒に撮れないような人気キャラ同士が横に並び、2ショット・3ショットを撮らせてくれる場面が何度も発生していました。ファンの間で歓声が上がり、小さな人だかりが生まれ、その盛り上がりをキャラクター自身も楽しんでいるようでした。
市町村キャラだけでなく、企業系ゆるキャラの参加も豊富で、企業ブースに立ち寄ると民間キャラとの写真撮影も楽しめます。公的キャラと企業キャラが並んで歩くこともあり、その珍しい組み合わせを見るだけでワクワクしてしまいます。

さらに、市役所前の巨大モニュメントは絶好の撮影スポットで、定期的にキャラクターが集まり、小規模な“撮影会”が始まりました。まるでテーマパークのパレードのようで、非常に雰囲気の良い場所でした。
ご当地グルメも見逃せない充実ぶり
会場の一角にはグルメブースが並んでおり、ここがまた魅力的です。
定番の焼きそば、たこ焼き、唐揚げはもちろん、地域の特産を使った料理や珍しいメニューも並びます。

私は、埼玉・秩父地域の人気キャラ「ポテくまくん」が監修する“みそポテト”を食べました。ホクホクのじゃがいもに甘じょっぱい味噌ダレが絡んでいて、シンプルながらとても美味しかったです。
コーヒー、レモネード、スコーン、かき氷などの軽食も豊富で、お昼を少し外した時間帯であれば比較的スムーズに楽しめます。12時前後はかなり混雑するため、早めか遅めの食事がおすすめです。

唯一気になった点として、トイレの混雑があります。仮設トイレが中心のため、午後は特に行列が伸びやすく、事前に駅や途中の休憩施設で済ませておくと安心です。また、自動販売機の飲料は早い段階で売り切れが発生していたため、飲み物はあらかじめ持参するほうが快適に過ごせました。
初参加でも心から楽しめた、満足度の高いフェスティバル
世界キャラクターサミット in HANYU は、初参加であっても十分に堪能できる、完成度の高いイベントでした。
キャラクターの多さ、グリーティングの自由度、撮影スポットの充実度、アクセス環境、そしてご当地グルメと、どれを取っても満足度が高く、時間の流れが本当にあっという間です。
特に、「キャラ同士が自然とコラボする瞬間がそこら中で起きる」という点は、このイベントならではの魅力だと感じました。
15時終了という少し早めのスケジュールも、実際には程よく、疲れきる前に余韻を残したまま帰れる絶妙な時間設定でした。
来年もまた参加したいと思わせてくれる、温かくて楽しいイベントです。ゆるキャラが好きな方はもちろん、家族でのんびり楽しみたい方にも強くおすすめできるフェスティバルでした。



