「親からお金をもらう」というと、なんだか後ろめたい響きがあります。けれど冷静に考えれば、親子関係とは持ちつ持たれつ。幼い頃にお年玉をもらったり、学生時代に仕送りを受けたりした経験は誰にでもあるでしょう。社会人になってからは「さすがにもう親に頼るのは…」と考えがちですが、実際には人生のステージごとに親とのお金のやりとりは続いていくものです。
今回は、ちょっとした工夫や立ち回り次第で、自然に、そして合法的に(笑)、親からお金をもらえる方法を紹介します。
弟にお勉強を教える
まずは古典的な方法。「下の兄弟の面倒を見る」です。
たとえば夕食を兄弟で一緒に作り、弟にご飯を食べさせてあげる。宿題を一緒にやって、算数の文章題を解いてあげる。これを日頃から続けていけば、親の「ありがとう」の気持ちが形となってお小遣いで返ってくる可能性は高いです。
さらに弟が中学生、高校受験を迎える頃には、兄が家庭教師代わりになってあげるのも効果的。塾代が浮けば親にとってはありがたい話です。節約分の一部が、あなたの財布に「感謝料」として流れてくることも。
つまり、弟への教育支援は「親からお金をもらう王道中の王道」と言えるでしょう。
年末年始に帰省する
次に「年末年始の帰省」です。
「今年は帰ってくるの?」「ちゃんとご飯食べてる?」――そんなメールが28歳の冬に届いたら、迷わず帰りましょう。久しぶりの実家で、母の煮物や父の小言に囲まれて過ごすお正月。大晦日のテレビを一緒に見ながら年を越すだけでも、親は安心します。
そして帰り際。1月3日の渋滞の中で家を後にする前に、茶封筒がそっと手渡されることがあります。中身は数千円から数万円。社会人になっても「お年玉」や「交通費」と称してもらえるのです。
これは決して無心ではなく、親が「帰ってきてくれて嬉しい」という感謝の形。もらったらそのまま手を付けずにタンスの奥にしまっておくのも粋ですね。
結婚して家庭を持つ
人生の節目である結婚も、親から援助を受けやすいタイミングです。
新婚生活の立ち上げには、家電や家具の購入でまとまったお金がかかります。その一部を親がサポートしてくれることも多いです。また、子どもが生まれれば教育費や衣料品、ランドセルや制服など、節目ごとに何かと「買ってもらえる」ことが増えます。
さらに、配偶者が親から気に入られると話は一層スムーズに進みます。「うちの嫁(婿)はしっかりしている」と思われれば、信頼とともに資金援助が厚くなることもあるのです。
つまり結婚は「人生の幸せ」と「親からのお金」を同時に引き寄せるチャンス。
二世帯住宅にリフォームする
両親の老後や介護を見据えて、家を二世帯住宅にリフォームするケースもあります。
このとき、市町村の補助金制度を上手に活用すれば、10〜20万円の補助を受けることができます。介護認定を受ければさらに増額されますが、そこまでいくと健康面でのリスクが伴います。やはり、できればいつまでも元気でいてもらうのが一番。
二世帯住宅で生活を共にするようになれば、光熱費や食費を親世帯とシェアできるため、結果的に生活コストの一部が浮くことになります。その分、親からの「生活支援金」という形で援助が入ることも。
「同居=支出増」と思われがちですが、工夫次第で「同居=親からのサポート」にもつながるのです。
贈与してもらう
最後は少し真面目なお金の話。
日本の贈与税には年間110万円までの基礎控除額があります。つまり、毎年110万円以下なら非課税で贈与を受けられるのです。これをうまく活用すれば、相続税を払わずに合法的に資産を引き継ぐことが可能です。
「相続」というと高齢の親が亡くなった後をイメージしますが、実際には50代・60代から少しずつ資産移動を始める家庭も少なくありません。これなら脱税ではなく、あくまで節税。親にとっても「元気なうちに子どもに財産を託せる」という安心感が得られます。
資産がある家庭なら、この方法を取り入れるだけで将来の負担を大幅に減らせます。
まとめ
親からお金をもらう方法は、実に多彩です。弟の勉強を見てあげるなど日常的なサポートから、年末年始の帰省、結婚や出産、二世帯住宅へのリフォーム、そして最終的には贈与まで。人生のイベントごとに、親との金銭のやり取りは自然に発生します。
大切なのは「お金をもらうこと」が目的ではなく、「感謝を形にしてもらうこと」だという点です。親も子どもが頑張っている姿を見て、サポートしたいと思うのです。
ですから、親からお金をもらったときには、必ず「ありがとう」と伝えましょう。その一言が、次につながる最大のコツです。
親からお金をもらう方法は、決して後ろめたいことではありません。家族のつながりを感じながら、お互いに支え合っていく中で自然に発生するもの。だからこそ、もらったお金は大切に、そして親への感謝の気持ちを忘れずに。


