独身男性が家を買ってはいけない理由とは

コラム
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最近、SNSやTwitterなどで「交際相手のいない男性が家を買う」という話題をよく見かけます。彼らの多くはこう言います。

「自分は車も持っているし、家も持っている。仕事も頑張っている。なのになぜ結婚相手が見つからないのか?」

確かに、その主張には一理あります。堅実に働き、資産を築き、人生設計を考えている点ではとても立派です。

しかし、「家を買う」という行為が、結婚の可能性を著しく下げてしまうケースがあるのです。本記事では、その理由を掘り下げて解説していきます。


家を持つ男性が「モテる」ケースとは?

まず前提として、「家を持っている=悪」ではありません。結婚に有利に働くケースも確かにあります。

例えば、東京都心の港区や渋谷区、中央区などの人気エリアに分譲マンションを所有している男性です。

こうした男性は、パートナーに対して柔軟な提案ができます。

  • 「このマンションに一緒に住んでもいい」

  • 「ここを売って好きな場所に新居を構えてもいい」

  • 「ここを貸して家賃収入で別の場所に住もう」

このような“選択肢を持つ”ということが、非常に大きな魅力です。経済的にも余裕があり、自由度が高く、相手に合わせることができる。だからこそ、女性から見ても「この人となら将来設計を描けそう」と感じられます。


問題は「一戸建て+長期ローン+地方立地」

一方で、最も危険なのが次のようなパターンです。

  • 郊外や地方に一戸建てを新築

  • 30年以上の住宅ローンを組む

  • 趣味のガレージや車庫を設け、車もローンで購入

このケース、本人からすると「夢のマイホーム」です。しかし、第三者から見ると、重い負債とライフスタイルの固定化に他なりません。

女性から見れば、「結婚した瞬間にその借金を一緒に背負うことになる」と感じられます。さらに、「どうしてこの場所に家を建てたの?」という立地上の疑問も生まれます。通勤や子育て、実家の距離など、女性には女性なりの生活設計があります。その自由を最初から奪われるような家では、共に暮らす未来を想像しづらいのです。


結婚は「共有設計」であって「既成事実」ではない

多くの女性は、「夫婦で相談して家を決めたい」と考えています。

自分の人生にも価値観や理想の間取り、好みの街があります。

だから、夫婦で一緒に決めることこそが「家を持つ意味」なのです。

それなのに、独身時代に男性がすべて決めてしまうとどうなるか。

「俺の建てた家に住んでくれ」

「俺の決めた間取りで、俺の趣味の部屋がここ」

「キッチンはこれにしたから、ここで料理してくれ」

──これは、まるで昭和の「俺の城」的な発想です。

現代の女性は、こうした一方的な考え方に非常に敏感です。

「自分の意見が尊重されないかもしれない」

「この人は人の意見を聞かないタイプかも」

そう感じた瞬間に、恋愛のステージから一歩引かれてしまいます。


家を買う前に考えるべき「フレキシビリティ」

現代において、最も評価されるのは柔軟性(フレキシビリティ)です。

家を買うこと自体は悪ではありませんが、それが「人生の選択肢を狭める」形であってはいけません。

例えば次のような男性は、むしろ魅力的に映ります。

  • 「いずれ売却や賃貸も視野に入れて購入している」

  • 「資産として持っているが、生活スタイルには縛られない」

  • 「パートナーの希望に合わせて住まいを変えられる」

こうした姿勢こそ、結婚に向いた“成熟した所有”の形です。


家を買う前に「人生設計の余白」を残そう

独身男性が家を買ってはいけない最大の理由は、「未来の余白」を失うことにあります。家は人生の中で最も大きな買い物です。

しかし、その購入が「将来の選択肢」を閉じてしまうのなら、それは投資ではなく“固定化”です。ここで、もう一つ重要な視点があります。それは「資産価値」という現実的な問題です。

地方都市に関しては一概には言えませんが、東京都内の主要エリアにあるマンションの場合、9割以上の物件が長期的に価格上昇している傾向があります。5年前、10年前のマンションであっても、管理状態が良ければ資産価値がむしろ上がっている、もしくはほとんど下がっていないというケースが非常に多く見られます。

しかし、一方で、地方都市に建てた新築の一戸建てはまったく事情が異なります。どれだけ有名なハウスメーカーで建てても、どれだけ綺麗に使っていても、たとえたった1年しか住んでいなくても、その資産価値は極めて限定的です。
よほど人気のエリアや特別な条件がない限り、9割以上の確率で価格が大幅に下落してしまいます。

例えば、土地と建物を合わせて4,000万円のローンを組んだ場合、総返済額はおおよそ4,500万円程度になります。
ところが、いざ翌年に売却しようとすると──
人気のある地域でも3,000万円〜3,500万円程度、立地がやや劣る場合や土地価格が安い地域では、わずか1年で半額近くまで価値が落ちてしまうケースすらあります。

そうなると、現金や資産に余裕のある人であればまだしも、ギリギリの資金計画で家を購入した場合、売却してもローンを完済できず、負債が残るという事態に陥ります。

このような状況は、精神的にも経済的にも非常にリスクが高いといえるでしょう。
恋愛や結婚は、相手とともに新しい空間・時間を作ること。

自分の理想を押しつけるのではなく、相手と共有することです。

ですから、もしあなたがまだ独身で、これから人生のパートナーを見つけたいと考えているなら、

家を買うよりも先に、「一緒に選べる未来」を残しておくことをおすすめします。

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