スーパーで買う「豚こま切れ肉」、どう選んでいますか?
皆さんは普段、スーパーでどんなお肉を買っていますでしょうか。
たとえば 100g 89円 といった、豚のこま切れ肉。
昨今の物価上昇の中では、とてもありがたい存在ですよね。
ただ、実際に売り場でパックをよく見てみると、「同じ豚こま切れ肉なのに、ずいぶん違うな……」と感じることはないでしょうか。
アメリカ産、カナダ産、国産など産地が違うものが並んでいたり、色味もかなりバラバラです。
• 赤身が多く、脂肪が少なくて薄切りのもの
• 白っぽい部分が多く、全体的に肉の色が淡いもの
こうした違いを、皆さんはどのように選んでいるでしょうか。
今回は、実際に料理をしながら感じた体験をもとに、豚こま切れ肉の「見た目の違い」と「向いている使い方」について、少し紹介してみたいと思います。
白っぽい豚こま切れ肉と赤身中心の豚こま切れ肉の違い
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見るポイント |
白っぽい豚こま切れ肉 |
赤身が多い豚こま切れ肉 |
|---|---|---|
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見た目 |
白〜薄ピンクで全体的に淡い |
ピンク〜赤色がはっきり |
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主な部位 |
ロース外側・豚バラ由来 |
もも・肩など赤身中心 |
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脂肪量 |
多い |
少ない |
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厚み |
やや厚め・不揃い |
薄切りが多い |
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加熱時の変化 |
脂が出てラード状になる |
水分が出やすい |
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食感 |
柔らかくコクがある |
やや締まりがある |
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味わい |
脂の甘み・旨味が強い |
あっさりして食べやすい |
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向いている料理 |
野菜炒め、中華、焼きそば、ラーメン |
生姜焼き、軽い炒め物、しゃぶしゃぶ |
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調理のコツ |
油を引かずに焼き始める |
火を入れすぎない |
全体的に白っぽい豚こま切れ肉の正体
まず、白っぽい部分が多いパックについて。

これは主に 脂肪分が多いタイプで、ロースの外側や豚バラ由来の部分が多く含まれています。
脂肪の厚みがしっかりあり、形も比較的きれいに揃っていることが多く、加熱するとラードのような脂がしっかり出ます。
向いている料理
• 野菜炒め
• キャベツやもやしをたっぷり使う炒め物
• 焼きそば、ラーメンの具
油を引かずにそのまま焼き始めても、自然に脂が出てくるので、天然のラードで調理しているような状態になります。
その結果、中華料理屋さんのようなコクのある味わいになりやすく、「安い豚こまなのに、やたら美味しい」という状態が起きやすいです。
白身が多い=良くない、というわけではなく、油が多いと美味しくなる料理では、むしろ当たりのパックだと思います。
赤身が多く、薄切りの豚こま切れ肉
一方で、細くて薄切り、赤身がはっきりしているパックもあります。

こちらは主に
• もも
• 肩
などの赤身中心の部位が多く、脂身が少なく、やや締まりのある食感です。
水分が出やすく、味わいはあっさりしています。
向いている料理
• 生姜焼き
• 豚肉だけをシンプルに炒める料理
• しゃぶしゃぶ風にサッと火を通す食べ方
特に薄切りの赤身タイプは、軽く湯通ししてポン酢で食べると、脂っぽさがなく、とても食べやすいです。
具材をあまり増やさず、「豚肉そのものを食べたい」場合には、こちらの方が向いています。
国産 vs アメリカ産、正直どっちが美味しい?
正直なところ、「どの国の豚肉が一番美味しいか」は、一概には言えません。私自身、これまでは国産の豚肉を選ぶことが多く、アメリカ産はあまり手に取ってきませんでした。
ただ、実際に使ってみると、100g 100円以下の豚こま切れ肉に関しては、アメリカ産の方が味が濃くて美味しいと感じる場面も多いです。
牛肉であれば、和牛のステーキが別格に美味しいのは間違いありませんが、価格帯が低い豚肉では、「意外とアメリカ産の方が当たり」ということもよくあります。
余談:ひき肉をあまり買わない理由
少し話は変わりますが、私は普段、ひき肉をなるべく買わないようにしています。理由は単純で、脂肪分でかさ増しされているひき肉が非常に多いからです。
これは格安スーパーだけでなく、鉄道会社系列のスーパーや、やや高級寄りのスーパーでも見かけます。

極端なものだと、そのひき肉だけを手で成形してフライパンで焼くと、信じられないほど脂が出てきて、フライパンの中がギトギトになります。(写真のひき肉なんかは激ヤバな増脂ひき肉)
高級スーパーや精肉店で、「今ここで挽いてください」とお願いすれば、混じり気のないひき肉を手に入れることもできますが、それなりのコストがかかります。
安売りされているひき肉、特に半額や40%オフになっているものは、脂身が極端に多いケースもあるので注意が必要です。
もちろん、野菜炒めなどに少量混ぜると旨味が出る場面もありますが、脂分が多すぎる商品が多いのも事実です。
豚こま切れ肉は「見た目」で使い分ける
豚こま切れ肉は、安いからこそ「全部同じ」と思われがちですが、実は 見た目で向き不向きがかなり違います。
• 白っぽく脂が多い → 炒め物・中華系
• 赤身が多く薄切り → 生姜焼き・さっぱり系
少し意識してパックを選ぶだけで、同じ値段でも満足度はかなり変わります。
スーパーで豚こま切れ肉を手に取るとき、ぜひ一度、色味と脂の入り方をじっくり見てみてください。


