ポマール デセトー フェラン2017 Domaine Desertaux Ferrand – Pommard

グルメ・嗜好品
この記事は約3分で読めます。

「ポマールはいいぞ?」

この半年間でブルゴーニュの村々を飲み歩く中で、ポマールとヴォルネイは明らかに別格の存在感を放っていました。

ジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネなどの王道は確かに安定感がありますが、ポマールやヴォルネイ、サヴィニー・レ・ボーヌといった村のワインは、出会えた時の嬉しさと驚きが段違いです。市場にあまり出回らない分、個性が際立つ印象を受けました。

ジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュなどは王道の人気を誇り、エノテカなどでも複数の在庫が見られますが、ポマールやヴォルネイ、サヴィニー・レ・ボーヌ、ショレイ・レ・ボーヌといった村のワインは、やや流通量が少ない印象があります。

ポマール デセトー フェラン2017 の味わいレビュー

今回いただいたのは、ドメーヌ・デセトー・フェランのポマール。

「1899年設立、親子代々受け継がれてきたワイナリー」と書かれてはいるものの、日本語での情報はほとんど見当たりません。

本家フランス語サイトを確認しても、セパージュ(ぶどう品種)や畑の特徴、樹齢などの詳細は見つけられず、まさに**“情報を飲むことができない”**ワイン。だからこそ、自分の舌と感覚を試す一本とも言えます。


香りと味わい

トップノートには、新鮮なミルクと爽やかな酸味

温度が低い状態だと、一瞬ブショネ(劣化)のようなニュアンスと見間違える香りもありました。

しかし常温に近づくにつれて、鮮やかな生ラズベリーやミントのような清涼感ある香りが立ち上がってきます。ミルク感はそのまま残り、「とても良いブルゴーニュらしさ」がしっかり感じられました。

ミント感からは一瞬「フィサン?」と錯覚させられましたが、口に含むと印象はガラリと変わり、ドライで非常に辛口、乾いたテクスチャ。私は思わず「これはボーヌかな」と答えてしまいましたが、

りんりんのテイスティングは一瞬で──

「これはポマールですね。ヴォルネイと迷ったけれど、悪く言えば“水っぽさ”がポマールらしい。」

との鋭い指摘。


補足的な考察

公式情報がないながらも、我々のテイスティングからは「V.V.(ヴィエーニュ・ヴィーニュ=古樹)」であり、推定樹齢は50〜60年程度ではないかと感じました。

そこから湧き上がるような圧倒的なミネラル感は、驚くほどパワフル。

醸造スタイルとしては、完全除梗新樽率10%未満と推測。派手さはないものの、芯のある一本であり、ポマールの「硬質な美しさ」が体現されたようなワインでした。

二日目の味わい

二日目は、ザクロのようなフレッシュで華やかな酸味に、黒いバラや有機シナモン、さらに**中国の漢方薬(正確な名前は不明ですが、高麗人参のようなニュアンス)**を感じました。

とにかく、強いエネルギーと滋味深さを兼ね備えた味わいです。

これで8,000円なら納得の価格

実際はセールで、さらにお得に購入できました。

 

タイトルとURLをコピーしました