パナソニックの最新型洗濯機「NA-LX129DL」を購入してから、気づけば半年近くが経ちました。すっかり日常の一部になっていて、あまり意識せずに使っていたのですが、振り返ってみると実はとても便利な機能がいくつも搭載されています。
以前まで使っていた洗濯機も同じくパナソニック製で、型番は「VX9800L」。2017年モデルなので、今回の最新機種と比べると8年近く前の製品になります。やはりそれだけ年月が経っていると、洗浄力や機能性、操作性など、様々な面で違いを実感するようになりました。
今回は、その“進化の差”について少しご紹介したいと思います。
信頼性は高いけれど6〜7年ほどで経年劣化
まず、今回買い替えに至った理由ですが、さすがに7年以上使い続けていたため、以前のモデルではモーターとベルトをつなぐ部分が緩み始め、「キュルキュル」と異音が発生するようになっていました。そこでメーカーに修理を依頼したのですが、修理担当者からは「エラーが出るまでは、そのままご使用ください」との返答。こちらとしてはすぐにメンテナンスしてもらいたかったのですが、担当者としては「機械が自動的にエラーを検出するので、それまでは音が大きくても我慢してください」といった対応で、少しすれ違いが生じてしまいました。

このまま使い続けても、いつどこが壊れてもおかしくない状況だったため、「壊れる前に中古で売ってしまおう」と決断し、売却。そのうえで、最新機種への買い替えを行いました。
ちなみに、以前の機種では液晶モニターによる操作ができたのですが、現在のラインナップでは最上位機種(NA-LX129DL)にしか液晶モニターが搭載されていませんでした。正直、ここまでハイスペックなモデルは必要ないかとも思ったのですが、操作のしやすさを優先して、最終的にはこのモデルを選ぶことにしました。
この機種を使ってみて、もっとも感動したのが「60℃の高温洗浄モード」が搭載されていることです。これがあるかないかで、本当にこの洗濯機の価値が変わってくると感じるほど、私にとっては重要な機能でした。

さらにもう一つ印象的だったのが、洗剤タンクの数。これまでは2つしかなかったのが、今回のモデルでは3つに増えています。正直、最初は「3つも必要かな?」とやや否定的な印象を持っていたのですが、ある理由から今では「3つあって本当によかった」と心から思っています。
加齢と共に嗅覚が大きく衰える
まず私について少しお話しすると、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私は20代前半からウェブマガジンの執筆をしており、「香り」や「繊細なニュアンス」を評価することが多くありました。
たとえば紅茶、ワイン、ウイスキー、フルーツなど──繊細な香りの違いや奥行きを感じ取って評価する一方で、ネガティブな香りにも非常に敏感でした。ワインのブショネやカビ臭、飲食店のグラスを拭いたタオルのわずかなカビ臭さなどにすぐ反応し、そうした不快な香りに対しては厳しい評価や言葉を投げることも多々ありました。
自宅も常に徹底して衛生的に保ち、臭いには特に気を遣っていました。私は本当に「嗅覚で生きていた」と言ってもいいくらい、香りに敏感だったのです。しかし、28歳から30歳にかけて、最初の“嗅覚の衰え”を感じ始めました。
特にワインが顕著で、以前は自由自在に感じ取れていた香りが、急にわからなくなってきたのです。かすかに残された香りを必死に拾おうとしても、どこか限界を感じるようになりました。
そして30歳を過ぎた頃、ある変化が起きました。カビ臭や酸化臭といった「ネガティブな香り」に対する感受性、つまりその香りをキャッチする“受容体”のようなものが減ってしまったのか、少しくらい臭っていてもまったく気づけなくなってしまったのです。
20代前半までは、グラスのわずかな異臭すら瞬時に見抜けるほど閾値が低かったのに、30歳を超えてからはタオルのカビ臭さや酸化臭にも鈍感になってしまい、「ああ、嗅覚までおじさん化してきたな」と実感せざるを得ませんでした。
男性として衝撃的な出来事が……
そしてある日、パートナーから「タオルが臭いよ。オジサンみたいな匂いがする」と指摘されました。ほんの数年前まで、繊細な香りを鋭く嗅ぎ分け、わずかなネガティブな匂いにも敏感に反応して、辛辣なコメントを書いていた自分。それが今では、自分の皮脂が付着したタオルが酸化し、加齢臭を放っていてもまったく気づけない。
かつて嗅覚の鋭さを誇っていた私が、自分自身の異臭にすら気づけなくなっている──まさに皮肉としか言いようのない状況でした。その瞬間、自分の無力さと情けなさを強く実感し、噛みしめながら、ようやく本気で「加齢臭対策」を始めることにしました。
まずは洗剤を見直し、市販されている中で最も消臭効果が高そうな製品に切り替えました。それでもなお、タオルのニオイについては「まだ臭う」と指摘されることがあり、最終的には「これは洗濯機そのものを見直すしかない」と決意。そうして、最新機種の購入を決断するモチベーションに繋がっていったのです。
さて、現時点で私がたどり着いた「家庭でできる最適な加齢臭対策の洗濯ソリューション」を、特別にご紹介します。
今すぐ無臭になれる本
まず基本となるのは以下の2つ:
この2つを使って普通に洗濯するだけでも、ある程度のニオイは軽減されます。
ですが、それでもしぶとい皮脂の酸化臭、いわゆる“おじさん臭”は、完全には落としきれないのが実際のところです。特に旧型の洗濯機や、自動乾燥まで行っている場合、ニオイの原因がタオルに残留しやすく、なかなかスッキリとはいきません。
そこで登場するのが“最終兵器”──
あの「ちいかわ」にも登場して話題になったオキシクリーン パワーリキッド(酵素系漂白剤)です。これを3つ目のリザーブタンクにセットし、さらに酵素系の洗剤は温度が高くなるほど効果を発揮するため、約60℃のおまかせ高温コースにプリセット。
これにより、あの手ごわい加齢臭が見事に完全消臭されるのです。
なぜ「60℃」が効くのか?
一般的な家庭用洗濯機では、お湯を使ってもせいぜい40℃前後が限界です。
たしかに「40℃のニオイすっきりコース」でも、ある程度の効果はありますが、本当に“無臭”に近づけたいのであれば、60℃の高温設定が圧倒的に優れています。

たとえば、ホテルのタオルをイメージしてください。
さまざまな人種・年齢の利用者が乱雑に使用していても、あの一切のニオイを感じさせない清潔さがありますよね。これは、業者が業務用の高温洗濯機や乾燥機、強力な洗剤を使って、人間由来の皮脂汚れや臭いを徹底的に分解しているためです。
家庭用の洗濯機では、さすがに70℃超の業務用水準まではいきませんが、それでも60℃まで温度を上げられる機種であれば、皮脂臭はかなりゼロに近づけることができます。
つまり、
洗剤+柔軟剤+酵素系漂白剤+高温設定
この4つを正しく組み合わせることで、加齢臭対策は家庭レベルでも十分に可能になるのです。
この「完全に無臭なタオル」が毎回できあがるだけでも、今回の洗濯機には十分すぎるほどの価値があります。
補足としていくつかの機能面についても触れておくと、この洗濯機はスマートフォンと連携してリモート操作が可能です。ただし実際に使ってみると、ドアが完全に閉まっていて、電源がオンで、仮ロックが解除されている状態でないとスマホ操作はできず、日常的に使うにはやや面倒です。よほど特別な状況でなければ、正直あまり使うことはないかなという印象です。

また、メーカーは「振動が小さい」とうたっていますが、体感としては旧モデルと比べてもそれなりに振動はあります。劇的に静かになったとは感じませんが、通常使用には問題ないレベルです。
一方で、細かい使い勝手の向上もあります。たとえば毎回発生する糸くずの処理について、パーツの構造がとてもシンプルになっていて、分解・廃棄がしやすくなった点は素直に便利だと感じました。

さらに私はまだ試していませんが、**専用の「汚れはがし剤」**を使う特殊モードも搭載されており、蓄積した皮脂汚れや泥などの頑固な汚れにも対応できるとのこと。
私が今回行っている「加齢臭対策」とも通じる機能かもしれません。いずれ試してみたいと思っています。自動投入設定で銘柄選択やアップデートできるのはIoTを実感します。

それから、地味に気に入っているのが本体カラーの「サンドグレージュ」。
従来のホワイトよりも落ち着いたトーンで、空間に柔らかくなじみます。個人的にはこの色味もとても好印象でした。
総評:30代男性こそ、この洗濯機を使うべき理由
確かに価格は高めですが、枕カバー・衣類・タオルなどから、あの“おじさん臭”を徹底的に除去できるという一点において、
この洗濯機は本当に素晴らしい存在です。
もし今この記事を読んでいるのが30代の男性で、「なんとなく最近、タオルや衣類のニオイが気になる」「昔よりも汗のニオイが残るようになった」と感じているなら、一刻も早くこの洗濯機に買い替えることをおすすめします。






