家政婦サービス(ハウスキーパー)を利用する時の注意点

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ドラマを見ていると、重厚感のある広い邸宅をメイドや家政婦が忙しなく動き回る場面がよくあります。

しかし、現実に家政婦サービスを利用するとどうなのか。

今回は、実際にとある家政婦サービスを利用した R 氏へのインタビューをもとに、「家政婦サービスを利用するときの注意点」について書いていきます。

家政婦・ハウスキーパー・メイドは大きく2種類

1. 住み込みなどの“直接雇用”

R 氏によれば、名家・由緒ある家系の邸宅では、以前は住み込みの家政婦や運転手を直接雇っているケースが多く見られたと言います。

地域によっては、親子二代・三代にわたり同じ家に仕え続ける家政婦や運転手もいたそうです。

しかし近年は、土地や権利の細分化、相続の問題などによって、住み込みで直接雇う家庭は少なくなりました。

直接雇用の利点は、何よりも「信頼性の高さ」です。

子どもの世話を任せられ、家族同然として多くのことを安心して委ねられる。秘密保持の面でも優れており、企業経営者などは家の中で必然的に多くの情報を持たれてしまうため、信頼できる人を“自家内”で抱えるメリットがあります。

ただし、当然ながら費用は莫大です。

  • メイド用の部屋(シャワー・レストルーム付き)

  • 24時間対応なら複数名の交代制

  • 秘書兼運転手なども追加で必要になる可能性

こうした条件を満たすと、1人あたり年間数百万〜1,000万円以上かかります。

したがって、世帯収入が数億円規模でなければ難しい、というのが現実です。

2. 家政婦紹介所やハウスキーパー派遣会社

現在もっとも一般的なのはこちらです。

家政婦紹介所や派遣会社を通すことで、比較的手頃な価格で利用できます。

  • 2時間 5,000円

  • 週3回利用しても月6万円ほど

一般家庭でも「ちょっとした家事代行」として頼める金額になりました。

会社によっては、初回に“アドバイザー”が訪れ、

  • どこを

  • どのレベルで

  • どの順番で

作業するのかをカウンセリングしてくれます。

初日の作業にはアドバイザーが同行し、清掃の品質をチェックする場合もあります。

しかし、この方式にも注意点はいくつかあります。

家政婦サービス利用の注意点

1. 価格が安いほど信頼性は下がりやすい

例えば「2時間 3,000円」の家政婦派遣があったとします。

一見便利ですが、実際には賃金がかなり低くなり、時給1,000円前後のスタッフが来ることが推測できます。

価格が高ければ良いというわけではありませんが、最低限の品質や信頼性を求める場合、

あまりにも安いサービスはリスクが高い と考えておくべきです。

プロのハウスクリーニング(たとえばダスキン)では二人一組で来たりしますが、

それも「品質を安定させるため」の構造なのです。

2. 初回は説明がとにかく面倒

「適当にやっといて!」

これは絶対に通じません。

  • 食器の置き場

  • 食材の管理方法

  • 捨てるもの/残すもの

  • 風呂掃除のやり方

  • 床掃除の基準

細かく説明する必要があるので、慣れるまでは非常に手間です。

こだわりが強い人だと、

「もういい!自分でやる!」

となることもあります。

慣れてしまえば楽なのですが、そこまでの道のりは意外と長い。

3. 働く人の年齢層は高め

家政婦・ハウスキーパーは、20〜50代が多いと思いきや、

実際には 60代以降のスタッフが中心 です。

大学生のアルバイトが来るイメージとは違い、

定年退職後の働き口として採用されているケースが多いのです。

そのため、

  • コミュニケーションのクセ

  • 体力の問題

  • マニュアル理解の差

などがあり、品質にばらつきが出る可能性があります。

4. 担当者が頻繁に変わる

シフト制なので、担当者が一定ではありません。

今日の人は丁寧でも、明日は別の人。

そのたびに説明し直し、

「昨日と同じところに置いてほしいのに…」

「ない…どこに片付けられたんだ…」

というストレスが生まれます。

本来リラックスする場所であるはずの自宅に、

常に“知らない人がいる”状態が続くと落ち着かない人も多いです。

5. 盗難・トラブルのリスク

お金に余裕がある家庭ほど、家の中に

  • 指輪

  • ブランドバッグ

  • 数万円の札束

  • 小銭トレー

などが散乱していることがあります。

家政婦は身元確認・保証が整っているとはいえ、

時給1,000円前後のスタッフが、床に落ちている1万円札を見て魔が差す可能性 はゼロではありません。

もちろん盗む側が悪いのですが、

「その環境に置く依頼者側にもリスク管理の余地がある」という現実は否めません。

過度なプレッシャーを与えるのも逆効果です。

「この器は10万円するから絶対に割るなよ」

そんな空気を出すほど、緊張して破損のリスクが高まります。


結論:家政婦を雇うのは便利だが、思っているほど簡単ではない

「家事が大変だから家政婦を呼べば解決!」

と思われがちですが、実際には、

  • 信頼性

  • 説明の手間

  • 相性

  • 担当者の入れ替わり

  • トラブル対策

など、さまざまな要素を慎重に考える必要があります。

家政婦サービスは確かに便利です。

うまく使えば人生の質が劇的に向上します。

しかし一方で、

人が家に入るということは、それなりの準備と覚悟が必要

ということも知っておいたほうが良いでしょう。

自分の生活スタイルや性格に合わせて、

慎重にサービスを選ぶことをおすすめします。

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