ジュミア・テクノロジーズ(Jumia Technologies :$JMIA)は二度目の正直となるのか?

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皆さんは ジュミア・テクノロジーズ(Jumia Technologies / ティッカー:JMIA) をご存知でしょうか?

アフリカ大陸で物流やECサービスを展開し、しばしば「アフリカのアマゾン」と呼ばれる企業です。将来性への期待から熱狂的に注目を集めた一方で、株価の推移はまさにジェットコースター。投資家を大いに振り回してきた歴史を持ちます。

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株価の歴史:栄光から奈落へ

振り返れば、コロナ禍の2020年12月時点で株価はまだ 8〜10ドル前後 にすぎませんでした。ところが翌年2021年には、期待の大きさから一時的に 62ドル と、わずか数か月で約10倍に高騰します。まさに夢の銘柄と思われた時期です。

しかしその後は失望の連続。売上が予想に届かなかったり、収益化の道筋が見えないことから市場は冷め、株価はじりじりと下落。2024年には 3ドル台から2ドル台 にまで低迷し、「もはや絶望的」とまで言われました。

それでも2024年夏ごろ、ネット上では突如として再び話題に。SNSでは「明日は20ドルだ!」「次は30ドルだ!」とお祭りムードに包まれ、一時的に株価は 13ドル まで復活します。ですが結局この熱狂は長続きせず、再び失速。暗号資産のアルトコインバブルを思わせるような急落劇を演じました。


今年4月の1.6ドル──なぜここまで落ちたのか?

そして2025年4月、株価はついに 1.6ドル という歴史的安値に。

なぜここまで落ちてしまったのでしょうか?主な理由は以下の通りです。

  • 業績の失望感:2024年Q4決算では、売上が市場予想を下回り、GMV(取扱高)も前年割れ。成長の停滞が鮮明に。

  • 資金繰りへの懸念:キャッシュバーンが激しく、「資金が尽きるのでは?」という不安が投資家心理を冷やしました。

  • 為替リスク:ナイジェリアなど主要国の通貨下落が重しとなり、ドル換算での収益が圧迫。

  • 投資家のリスク回避:世界的に金利が高止まりする中、赤字企業への投資マインドが急速にしぼんでいた。

こうした複合的な要因が絡み合い、「上場廃止すらあるのでは」と見放されるほどに株価は追い込まれていったのです。


それでも復活の兆し──再び盛り上がる株価

ところが最近になって、再び風向きが変わりつつあります。株価は一時 11ドル台 にまで戻し、去年の「ネットミーム相場」に近い水準を回復しました。その背景には以下の好材料があります。

  • RBC Capital Marketsの格上げ:「Sector Perform」から「Outperform」へ。目標株価を6.50ドルから15.00ドルに引き上げたことで市場が反応。

  • 業績改善の兆し:2025年Q2決算では、売上が前年比で増加し、総取扱高(GMV)もプラス成長。特に物理商品の注文が増えた点が評価されました。

  • 外部環境の改善:為替リスクの一部緩和や、中国サプライヤーとの関係強化による調達コスト削減。

  • インフラ整備の追い風:Googleによるアフリカでのデジタルインフラ投資が進み、今後の市場拡大への期待が高まっている。

さらに経営陣は「2026年末までにEBITDAで損益分岐点を達成する」と表明。信頼が揺らいでいた投資家の一部に「二度目の正直」があるかもしれない、と希望を抱かせています。


二度目の正直か、それとも再び幻か?

現在の株価 11.3ドル前後 は、ちょうど「復活の起点」ともいえる水準。

もし再び成長軌道に乗れば、20ドル、30ドル、あるいは過去の60ドルに近づくシナリオも夢ではありません。

一方で、前回のように13ドル付近から反発して失速し、再び1桁ドルに沈むリスクも十分にあります。依然として黒字化は見えておらず、為替や政治リスクも残っているため、投資はまさに「大きな賭け」。

果たしてジュミア・テクノロジーズは二度目の正直を果たすのか、それとも再び幻に終わるのか──今後の展開に注目です。

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