Apple Storeでの機種変更はかなり親切
今日発売した「iPhone17e」を買いに新宿に行くことに。
このモデルは全体的にすごくシンプルになっていて、今までのごちゃごちゃした多機能路線から、どこか原点回帰しているような雰囲気があったからです。とにかく一度実物を見てみたいという気持ちがあり、発売日に新宿のApple Storeへ行くことにしました。
それまで使っていたのはiPhone16 Proです。
高性能レンズが3つ付いたモデルで、チタニウムボディを採用した、いわゆる「すごく優れている」と言われている機種です。しかし、正直に言うと1年間使ってもまったく馴染むことがありませんでした。ボディは重くて厚く、カメラはゴツゴツと飛び出していて、持ったときの重量バランスもあまり良くありません。しかも画質が劇的に進化しているかというと、私の感覚ではiPhone12 Proなどと比べてそこまで強烈な差があるとも思えず、「結局何がそんなに新しいのか」という疑問が最後まで消えませんでした。
その反動もあって、むしろシンプルな方向に振ったiPhone17eに興味を持ったわけです。
今日はその発売日でしたし、さらに格安モデルのMacBookなど、いくつかの新製品が同時に発表されていたこともあって、Apple Storeはかなり混雑していました。
店内では「ジーニアス」と呼ばれるスタッフがフル稼働していましたが、欲しい機種を伝えると驚くほどスムーズに案内されました。店内に入ってから購入手続きと下取りが終わり、レシートが出てくるまで、わずか15分ほど。
混雑しているのにこのスピードはかなり驚きです。対応してくれた髭の生えた男性のジーニアスもとても親切で、細かい説明をしながら作業を進めてくれました。これだけ混んでいるのに、ここまで丁寧な対応をしてくれるのかと感心しました。もちろん事前予約などはしていません。それでもこれだけスムーズに対応してもらえたのです。
私はもともとこの日に購入するつもりだったので、午前中のうちにMacBookを使ってiPhoneのフルバックアップを取っておきました。そしてMacBookそのものも現地に持って行き、USBケーブルや充電ケーブルなど、必要になりそうなものはすべて持参していました。これだけ準備しておけば、さすがに問題は起きないだろうと、このときの私はかなり自信を持っていました。
Apple Storeでの機種変更サポート
Apple StoreでiPhoneの機種変更をすると、ただ端末を渡されるだけではなく、その場で簡単な移行サポートをしてくれます。事前にやっておいたほうがいい手続きも含めて案内してくれるので、思っていた以上に親切です。特にMacBookを持っているとバックアップや復元がやりやすく、作業の自由度も上がります。
今回もいくつかの確認作業を行いました。例えば「iPhoneを探す」の解除やApple Watchのペアリング解除、そしてLINE関連の設定などです。LINEについてはログイン解除やApple IDとの連動についてもアドバイスをもらいました。こうした細かい点はApple Storeのスタッフがかなり慣れていて、実に手際よく説明してくれます。
ただし、下取りがある場合には注意が必要です。下取り端末はその場で初期化されるため、バックアップは必須になります。特にApple WatchにSuicaやPASMOを入れている場合は、解除や移行の手順が少し複雑になります。さらにスタッフからはこんな話もありました。「特にahamoの人は失敗する人が多いんですよね」。このときの私は「まあ大丈夫でしょう」と思っていました。これが後でかなり甘い判断だったと気づきます。
下取りとデータ移行は驚くほどスムーズ
Apple Storeでは、下取りは後日にしたほうが安全ではないかという案内もありました。
しかし私は、とりあえず同時進行でお願いすることにしました。店内のスペースを借りて自分のMacBookでバックアップから復元することにしたのです。自宅で復元する場合、帰宅するまでiPhoneが使えなくなるので、現地で終わらせてしまうのは合理的にも思えました。
下取りには身分証明書が必要で、免許証やマイナンバーカードなどを提示します。差額の支払いもその場で行われます。端末の受け取り自体は15分ほどで終わり、その後バックアップからの復元が約40分。ここまでは本当にスムーズでした。「Apple Storeはさすがだな」と思うほど順調です。
しかし、このあと地獄が始まります。
ahamoのeSIMがどうしても発行できない
バックアップ自体は30分程度で問題なく復元できました。
ところが、その後どうやってもeSIMを読み込むことができません。ahamoのアプリ自体は開くのですが、新規eSIMを発行しようとすると「ブラウザでログインしてください」と表示されます。そこでブラウザからログインしようとすると、正しいIDとパスワードを入力しているにもかかわらずログインできません。表示されたのは次のエラーです。
ログインに失敗しました
エラーコード:DAUTH-A-047-02-05-110-00018
スマートフォンのdアカウント設定アプリの設定状態をご確認の上、やり直すボタンから再度ログインしてください。
当然ですが、このエラーの意味はほとんど分かりません。再設定用のセキュリティコードも届きません。結局どういうことだったかというと、「dアカウント設定」という専用のiPhoneアプリをダウンロードし、そこでパスキー設定や二段階認証を設定しておかないと、ブラウザ側でログインできないという仕組みだったのです。
しかし私は、乗り換える前にきちんと確認していました。ahamoの専用アプリでログインできるか、ページ遷移が正常にできるかを確認していたのです。普通の感覚で考えれば問題ないはずでした。それなのに実際には別の専用アプリが必要で、その設定も非常に分かりにくい。エラーコードを入力して検索し、かなり調べていかないと原因にたどり着けない状況でした。
ahamoとドコモのややこしい関係
問題の大きな原因はここにあります。ahamoはドコモとは違うと言いつつ、実際にはドコモとかなり多くの部分を共有しています。例えば今回の「dアカウント設定」。どう見てもドコモのサービスです。名前からしてdアカウントです。しかしahamoのユーザーがeSIMを利用する場合、この仕組みが必ず必要になってきます。
ところが、この説明が事前に十分に告知されていません。結果として、インターネットが使えず、携帯回線も通じていない状態で、ユーザーが突然トラブルシューティングを行わなければならない状況になります。はっきり言って、これはかなり厳しいです。
ITリテラシーが高い人でも苦戦すると思います。なぜログインできないのか、パスワードやIDの再発行もできない。ここで多くの人がつまずくでしょう。そして何をするにもSMSの二段階認証が必要です。つまりiPhoneを買い替えた直後の状態では、完全に詰む可能性があるわけです。
本当はどうすればよかったのか
振り返ってみると、最初の選択を間違えていました。
下取りは後日にして、完全に生きているスマートフォンを手元に残しておくべきだったのです。SMSを受信できる状態を維持しておくことが何より重要でした。もしそれが難しいなら、スペアのスマートフォンを持っていき、SIMをすぐに入れ替えられるようにしておくべきでしょう。またApple StoreのWi-Fiを利用し、電話番号が生きていてWi-Fiも使える状態で検索しながら作業すれば、なんとかeSIM発行までたどり着けた可能性は高いと思います。
しかし私は完全に間違った判断をしました。Apple Storeの販売員から「かなり苦戦している人が多いですよ」と言われていたのに、MacBookも持っているし、USBケーブルもあるし、アカウント名もパスワードも分かっているから問題ないだろう、と考えてしまったのです。完全に勘違いでした。店員さんの言うことを聞いて、端末を後日の下取りに変更しておけばよかったと強く反省しました。
結局その後、私は慌ててドコモショップに駆け込みました。
しかし最近のドコモショップは非常に混雑しており、基本的には予約の人しか受け付けていません。それでも「当日待つなら1〜2時間ほど」と案内されたので店内で待つことにしました。結果として呼ばれたのは夕方5時。午後2時に到着していたので、3時間以上待ったことになります。そこでようやくeSIMを店頭で発行してもらえましたが、再発行手数料として5,000円が必要でした。
私はアカウント管理もきちんとしていましたし、最新の状態を維持していました。ahamoの専用アプリも入れていました。
それでも、この料金を払うことになりました。最初は少し怒りたい気持ちもありましたが、これはahamoを契約している自分への罪だと考えることにしました。
つまり、格安SIMでありながらトラップが多いことを理解していながら、十分に調査と対策をしていなかった自分の責任です。
今回の出来事は、そんな傲慢で自信過剰な自分への懲役3時間と罰金5,000円だったのだと思い、深く深く反省しました。


